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有機栽培について
● 有機栽培で野菜をつくるために・・・
その① 土のはなし
・おいしい野菜をたくさん収穫するには、「土の力」が重要。
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土づくりの3要素 |
団粒構造 |
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物理性と生物性、そして化学性が揃うと良い土になる。 |
野菜づくりに理想的な割合の土壌。 |
大小の隙間を水と空気が流れる。 |
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・よい土とは・・・通気性(乾きやすい)、排水性(水はけ)、保肥性(肥料もち)が良い土。
その② 有機肥料のはなし
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野菜づくりに必要な養分 |
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栄養素 |
役 割 |
有機肥料 |
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チッソ
(N) |
葉や茎を成長させる養分。チッソ過多になると、ツルぼけになるので注意。 |
ナタネ粕などの有機肥料全般 |
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リン酸
(P) |
実を大きく育てる養分。花や実の付きを良くするほか、根の成長を促してくれる。 |
骨粉、鶏糞など |
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カリウム
(K) |
根を太く、長くさせる養分。根を生長させることにより、植物そのものが強くなる。 |
草木灰、鶏糞など |
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・有機肥料の特徴・・・生のまま土に入れると、中で分解が起こる。
この時、土壌中の酸素を奪ったり、アンモニアガスを出し、野菜の生育に
影響が出る。
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土に入れる前に微生物の働きで発酵させた『ぼかし肥料』を使用。
その③ 微生物のはなし
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土 壌 微 生 物 |
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細菌(バクテリア) |
土の中に一番多くみられる微生物で、土壌微生物の中で一番小さい存在です。
細菌の中には酸素を必要としないものもいて、土中の約10%はその性質をもつ細菌です。 |
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糸状菌(カビ) |
酸素を必要とする好気性の微生物です。
主な役割は、有機物の分解です。
分解しにくいものを効率的に分解して、その後さらに分解を容易にする。 |
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放線菌(土壌酵素) |
ほとんどは酸素を必要とする好気性の微生物です。
抗生物質を作り出す菌も多く、有害な菌を抑制する働きをもつものもいます。
いろいろな色素やニオイを出すものも多く、土のニオイは放線菌によるものです。 |
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